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スタッフノート
レオナルド・ダ・ヴィンチ展
TBSビジョン50周年記念事業第2弾「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 〜直筆ノートレスター手稿日本初公開」は、2005年9月13日〜11月15日までの60日間、六本木ヒルズ52階の森アーツセンターギャラリーで開催された。
会期中は、秋の連休シーズンと重なったこともあり、週末を中心にたくさんの来館者をお迎えし、最終的には、当初の予想を上回る19万2千人あまり、とくに最終日は森アーツセンターギャラリーの1日の最高入場者数を大きく更新する1万人以上のお客さまで盛況のうちに幕を閉じた。

展覧会を行うにあたり今回特にこだわったのが、展覧会のコンテンツ制作そのものを内部の制作体制でおこなうこと。コンテンツ制作会社が自ら主催する展覧会であるからこそ、展示構成から映像制作、カタログ制作、CMスポット、ポスター、チラシなどの広告物にいたるまで、トータルにプロデュースされた妥協のないコンテンツに仕立てたかった。
以下、主な制作物の概要を簡単に紹介したい。

<展覧会企画構成および展示映像>
日本科学未来館や国立科学博物館など、各種の展示空間での映像制作は行ってきてはいたが、今回は、展示空間そのもののプランニングから設計、施行、運営のすべてをプロデュースした。
展示物はビル・ゲイツ氏所有のレオナルド・ダ・ヴィンチ直筆のノート18枚のみ。テーマは自然科学、文章中心の研究ノートは、かなり専門的でアカデミックな内容。これを展示全体でどれだけ膨らませて、レオナルドの全体像を表すような展示空間に仕立て上げていくか。ひとつの答えは映像の効果的活用であった。展示空間全体を通してインタラクティブな展示映像を配置し、単なる解説映像の提供ではなく、映像そのものが展示物となるように構成。とくに、レオナルドの膨大な手稿が閲覧できるアーカイブ端末や、幅6m、ハイビジョンの4倍の解像度を誇る超高精細プロジェクターによる大型シアターなどが好評をはくした。

<展覧会カタログ>
A4版170頁+18枚のレプリカセット。本来であれば、美術展等専門のカタログ制作プロダクションへ委託するのが通例のところ、本格的な書籍を制作する又とない機会のため、我がままを通させていただいて、完全内部スタッフによる制作を行った。しかし、やはり勝手の違う世界からか、製本しないとわからない完成形や、やまない雨のような校正作業など、これほど「本」の制作に手間取るとは予想外であった。怖いもの知らずの素人考えが効を奏したのか、結果的には4回の増刷に、「全国カタログ・ポスター展」での受賞のおまけまでついた。

<BS-Iの特番と展覧会DVD>
当初から、展覧会の内容にあわせたテレビ番組の企画を進めていた。結果的には、BS-Iでの特番2本、展覧会開幕時に30分の告知的特番と、年始用の2H特番を、制作本部に担当していただいた。特に30分番組の方は、数回リピートも行われ、展覧会告知と来場者増加に大きく貢献した。
また番組でのイタリアロケ素材等を活用し、販売用展覧会DVDビデオも作成し、会場で販売した。こちらも2回追加プレスを行うほど好評で、最終日前に完売し予約受付を行うほどであった。

<CMスポットおよびポスター等プロモーション展開>
展覧会は、展示内容とあわせて事前のプロモーションがその正否を大きく左右する。展示コンセプトとのトータルな相乗効果を目指すため、CMスポットやプロモーションビデオの映像系だけでなく、ポスター、中吊り、チラシから、チケットやパスネットまで、平面広告のデザイン制作も行った。
またテレビ媒体では、制作本部の協力で、TBSニュースやブロードキャスター、そして森田さんのお天気コーナーでの会場からの生中継など、メディア企業としての強みを大きく発揮し、多大な告知効果をもたらした。

<展覧会公式WEBサイト>
プレスリリースを配布した7月後半にオープンした展覧会公式WEBサイトは、開催1週間前に大幅にコンテンツを拡充し、以降毎週更新を基本に展覧会期間中次々とコンテンツを追加していった。特に、ビル・ゲイツ氏、養老猛司氏、裾分一弘氏などの蒼々たるメンバーが登場するインタビューコーナーは展覧会以上に、専門的で中身の濃い内容を指向した。
ネット活用の相乗効果は、WEB上で配布したインターネット割引券が、もっとも利用者が多かったこともでも伺い知れる。

余談になるが、今回興味深かったことのひとつが、ネット上のブログでの口コミ?である。ピーク時には1万件以上の検索ヒットがあるなかで、大変多くのブログで展覧会の感想が書き込まれた。もちろん全てが好意的なものというわけではなかったが、展覧会の盛り上がりに大きな役割を果たしたことは間違いないと言える。

当初の悲観的見方に反し、終わってみれば、事業的にも予想を上回る成績であったが、内容的にもTBSビジョンのコンテンツ制作能力を、事業本部、制作本部協力のもとで、トータルに発揮できたことが何よりの成果なのではと思われる。

最後に、展覧会事業をさまざまな形で支えていただいた各本部の皆様、無謀な取り組みを広い心で見守っていただいた関係者の皆様、そして、最後まで変わらぬ情熱と粘りで頑張ってくれたスタッフに、心より感謝したいと思います。

PS:次はダヴィンチコード展
4月末より六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーにて
ダヴィンチつながり、まだまだ続きます・・・
   
   
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